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2016年10月 4日 (火)

北海道の旅・函館~小樽~札幌(その1)函館

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今年の夏、北海道も台風に数回見舞われた。本来、9月下旬はまだ夏の名残の中、うっとりと柔らかな日差しを肩に感じるころと思うが、函館空港に降り立った時、曇の合間から夏と秋の風が同時に流れてくるようだった。どちらの風も狼狽しながら再び雲中へと流れ去ったが、こんな経験はしたことがないって、二つの風が呟いているようだった・・・。

 北海道の三都といえば、函館、小樽、札幌と言われるほど観光の定番。私たちの旅のはじめは、先ず函館。日本三大夜景(函館、神戸、長崎)と異国情緒感じるハイカラ散歩が楽しめる函館へ向かった。 今回のツアーの参加者は25名。バスの座席にもゆとりがあり空気ものびやか。が、スケジュールは人数に関係なくびっちりと見どころが組まれている。それでは出発。先ず30分ほどのところにある五稜郭跡(ごりょうかくあと)公園へと向かった。

五稜郭公園は、多くの木々と堀に囲まれた星型の城郭。夏は緑色で秋は赤黄色、そして冬は白色で春はピンク。桜の名所として約1600 本の桜の花が咲く。函館市の桜の開花は五稜郭公園のソメイヨシノが標本木として観測されている。

かつて榎本武揚、土方歳三らが率いる新撰組にとって最後の砦となった函館戦争の舞台でもあった五稜郭だが、築造に着手するとき、徳川幕府は開港に伴う防備強化を図るため、人馬が出てくるのが直接見えないようにと、星形の城郭を考案し、菱形状をした土塁を作った。土塀は一の橋を渡った右手に1 カ所あったので登ってみると、下を歩いているときは見えなかった五稜郭が確かに見えた。防御側の死角が少ないと考えた先人の知恵になるほどとうなずいたもの。後、五稜郭タワーに上った。

五稜郭タワーは、五稜郭築城100年を記念して昭和39年に初代タワー(高さ60m)が建造され、平成18年に高さ107mのタワーが完成。展望台は五角形、塔体の断面も星形で、五稜郭と同じ星形をモチーフにして建てられた。展望台からの眺望は曇り空ながら、星形の特別史跡五稜郭がはっきりと見渡せた。

次のお楽しみ観光は、函館の西部地区ある赤レンガ倉庫群(ベイエリア)。歴史は古く、長崎から来函し、輸入雑貨や船具などの販売を手掛けていた初代渡邉熊四郎が明治20年、建物を買い取り倉庫業を始めたのがきっかけ。長年にわたり貿易に利用されてきた倉庫だが、一度大火で6棟が消失し、明治42年に不燃質の倉庫として再建。我が国初の国際貿易港として賑わっていた。

数棟は現役の営業倉庫として活躍を続けているが、貿易港や北洋漁業の衰退によって倉庫としての役割は終え、現在は飲食店や土産物屋の入る商業施設になり、ショッピングモール、ビアホール、イベントホールなどとして営業開始。
港町の岸壁に建ち並ぶ赤レンガ倉庫は、横浜や神戸、長崎など各地にもあるが、海のそばでカモメが飛び交う風情には港町ならではの異国情緒が漂っていた。

レンガ倉庫の洒落たレストランで蟹コロッケランチ頂いた後、二十間坂の上にある教会群の観光へ。函館ってホント、何処を歩いても異国情緒が漂っていると感心しながら、まず、東本願寺函館別院を眺める。次に函館聖ヨハネ教会と函館ハリスト正教会。聖ヨハネ教会は茶色の十字架をした屋根で魅力的。その二つに教会の間にある坂は「チャチャ登り」。石畳の雰囲気がとてもよく印象的!

そして明治43年に市民の応援を受けて建築された旧函館区公会堂の建物も素晴らしい。 港を見おろす高台にある元町公園へ。函館奉行所や開拓使がおかれ、北海道・道南の行政の中心だった場所で、旧北海道庁函館支庁舎のルネッサンス風の洋館、古いレンガ造りの函館支庁書籍庫が建ち並ぶ。

いよいよ、函館山から夜景を楽しむ夕暮れ時となりました。旅のはじめ、一日目の天候は雨の予報だったので、誰しもが夜景の一望は無理と思っていた。が、空港に降り立った時、曇り空ながら雨は遠のいており、時おり薄日も差していた。凛とした空気にきらめく夜景が満喫できるのだからラッキの一言。

函館市と近郊を一望できる展望台へ急ぎ足で駆け上がり、函館市街地と周辺の海や山を見下ろす。うおぉ~いいぞ~!函館山(標高334m)は、今から約100 万年前の海底火山の噴出物が土台となり、その後の噴火で隆起や沈下を繰り返し大きな島として出現。海流や風雨で削られて孤島になったが、流出した土砂が堆積して砂州となり、約5000 年前に北海道と陸続きになった。昭和28年、山頂に展望台が開設された。

函館最大の観光ポイントだけあり、大勢の観光客でごった返し。隙間をぬってパチリ、パチリと記念写真。確かに函館の夜景には不思議な魔法の輝きがある。いいなぁ~と興奮気味。
美しさの理由は「海とあかり」。右側の海は津軽海峡、左が函館湾。あかりのひとつひとつは、人工のサーチライトやネオンサインではなく、函館の人々の暮らしの中での照明や街路灯で柔らかな光であること。そう、海とあかりが心癒す夜景を形作っているんですね。

その夜は 西大沼温泉「函館大沼プリンスホテル」。豊富なお湯は素肌に優しい単純温泉で、泉質はアルカリ性。湯上りは「すべすべつるつる」って感じだったが、何より露天風呂から蓮池の風情を堪能できたのが嬉しかった。

           短い夏は過ぎ去り、秋の風

       暑い夏は海に沈む
       秋を呼び地平線の彼方に
       真っ赤な太陽に吸い込まれ
       青空に秋の雲が流れる
       振り向けば夏の顔は薄れ
       手のひらの日焼けも消え
       時はいつも速足で通りさる

       穂が実る大陸に夏はもういない
       心に涼やかな風が流れるが
       知らない色の旅へとつなげよう
       そこから生まれる光を信じよう~

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函館奉行所

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5メートルの土塁

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五稜郭タワー

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五稜郭タワーから五稜郭を眺める

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タワー内

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赤レンガ倉庫群(ベイエリア)

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日本最古の四角いコンクリート電柱(大正12年)

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チャチャ登り

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東本願寺函館別院と二十間坂

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海までのびる八幡坂160928__084_s


函館聖ヨハネ教会

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函館ハリスト正教会

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カトリック元町教会

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旧函館区公会堂

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元町公園

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旧北海道庁函館支庁舎

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函館支庁書籍庫

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旅を続ける男の像

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北島三郎さんの母校

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函館大沼プリンスホテルの露天風呂からの風景

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コメント

こんにちは!
函館の夜景を見れてよかったですね!北海道に居ながら天候の加減で見てないんですが・・さすが綺麗ですね!
三大夜景の意味が分かりました。
露天風呂から蓮が見れるなんて素敵ですね。
赤レンガ郡もとても風情があります。
「海までのびる八幡坂は」よくロケに使われるので知っています。いい景色です・・
北海道の一日目、雨に当たらなくよかったです!
次回、楽しみにしています。ありがとうございました。

こんばんは! 今回は北海道への旅だった様ですね。
私も10数年前の還暦の頃に「五稜郭タワー」に上がり綺麗な五稜郭公園のソメイヨシノを眺めた記憶が残っております。 その時に小樽付近の土産店で求めたオルゴール壁掛け時計がいまだに調子よく毎時・時報を教えてくれており、今回の森様の旅行記で懐かしく思い出させて頂いて感謝していますhappy01

ゼンタロウさま

早速にご覧くださってありがとうございます。
はい,函館は雨ではありませんでした。少し冷やかな夜空でしたので夜景もくっきりと綺麗で感動いたしました。
天候によっては見れない場合もあり・・・・ゼンタロウさん残念でしたね。さすが三大夜景!とその美しさに満足いたしました。
北海道にもいい温泉がたくさんあるのですね。大沼温泉の露天風呂は大自然のなかにありました。良かったです。
赤レンガ郡、そうそう、風情がありますね。
あいにく晴天ではなかったので八幡坂からの海の色は青ではなかったのですが・・・いい景色でした。
北海道の一日目、雨に当たらなくてほんとうによかったです!

osamuさま

早速にご覧くださってありがとうございます。
osamuさんはすでに函館、小樽へ行かれていたのですね。
私も一度、函館の夜景をみたいとおもいつつなかなか実現しませんでしたので、今回の旅で夢がかないました。
五稜郭公園は、特に桜の季節がいいのですね。小樽でのお買い物、オルゴール壁掛け時計がいまだに健在。嬉しいことですね。思い出の時をいつも知らせてくれるなんてロマンチックですね。次の旅は江差方面です。土地の方の人情を頂きました。もどうぞご覧くださいね。

北海道へいかれましたか。先月は台風被害が大きかったようですが、北海道中央部の南富良野町・清水町が被害が多く、狩勝峠や日勝峠が通れなくなったそうでした。道南地方は被害が少なかったのでしょう。写真を拝見すると日差しがあったらさらにきれいだったのだろうと感じました。函館山からの夜景は申し分なかったでしょう。大沼に泊まれたのですね。湖と駒ケ岳の眺めを次回見せていただきます。

ヒロシさま

早速にご覧くださってありがとうございます。
はい、ここ数年、秋に北海道に行っておりますが、今年は函館にまいりました。北海度にも台風が台風が数回やってきており被害が大きいですね。
私たちが回った所での被害はさほどではなかったかと思います。そうそ、陽射しが今ひとつでしたので、海の色がさえませんでしたが、夜景はばっちりでした。
駒ヶ岳の姿は確認ができませんでしたが、羊蹄山は湾向こうに見え隠れしていました。洞爺国立公園の中を走りましたが湖もちらちら見える程度でした。

す~さん、こんにちは!

函館いつ見てもいいですね。
すーさん、今回の旅も元気でばんばんですね。
私も元気をもらいます。チャチャ登り、面白いですね。

マーちゃん

ちょうど水上勉の飢餓海峡を読み終わったので、ふと思ったけど、青函連絡船があった頃は情緒があってよかったよなあ~と思う。飛行機や新幹線は速いけど・・・
かなり前のことだけど、函館山へ行く時、親切な地元の人が山の上まで車で連れて行ってくれたよ。大好きな函館の街をみんなに見てもらいたいと、毎日案内してると言ってたのを思い出した。

ねねさま

こんにちは!
雨日が多いので体調管理が大変ですよね。
無理をしないで元気でいてくださいね。
そうそ、函館へは初めて行ったのだけど面白い旅となって
良かったです。
チャチャ登りってお爺さんって意味のアイヌ語のよう。
この坂を登るとき、だれもが老人のように腰をかがめることからこの名前が付いたそうよ。

マーちゃん

こんにちは!
そうね、青函連絡船に乗ってゆっくり渡るのも風情があるわね。今では飛行機や新幹線ですーつと行けるけどね・・・。
マーちゃんも北海道の人に親切にしていただいたんですね。
大好きな函館の街をみんなに見てもらいたいと、毎日案内されてたのね。なかなかできることではないですね。
旅の情けを受けると一生忘れられない思い出になりますね。
私は江差でした。次回に詳しく書きますので読んでね。

こんにちは。
素敵な写真がたくさんですね!
本当に、あの日はガイドさんが驚くくらい夜景がハッキリ綺麗に見えてラッキーでした。
個人的には赤レンガ倉庫街よりも、高台の元町エリアの方が、落ち着きと風情があって好きでした。
ホテルも良かったですね。
早朝、部屋の窓の外に狐がいました。
朝食のブッフェ会場の大きな窓から見える山は、ずいぶん綺麗な形だな…と思ったのですが、あれは駒ヶ岳だったのだと後で知りました。
函館は初めてだったのですが、良い街だな、と思いました。

ポテトチップスさま

わぉ~驚きました。とても印象的なポテトチップスさんのコメントがいただけたなんてとてもうれしいです。ありがとうございます。
そうそ、確かに赤レンガ倉庫地区より、歴史の風格が漂う高台の元町エリアのほうが見ごたえがありましたね。
ホテルも大自然のなかにありましたので癒される雰囲気が漂っていましたよね。駒ヶ岳の近くにあるホテルだったのに、私も駒ケ岳と気づきませんでした。3階の部屋から山がきれいに見えたといわれていました。朝、駒ヶ岳が見えたの?いいなぁ~!
私は写真を撮りぞこないました(笑)残念。
函館は私も初めて。ほんと良かったですね。次は小樽、良かったら見てくださいね。

こんばんは! あらためて五稜郭タワーの処を拝見させて頂くと 「五稜郭築城100年を記念して昭和39年に初代タワー(高さ60m)が建造され、平成18年に高さ107mのタワーが完成。展望台は五角形、塔体の断面も星形で、五稜郭と同じ星形をモチーフにして建てられた。」 との由。
私が行ったのは平成15年だったので、もう一度、高くなったタワーから周辺を眺めたいと思いましたhappy01

osamuさま

再度のお越しありがとうございます。
新しい五稜郭タワーの完成まえにいかれたのですね。
47m高くなっているのですね。私は初めての訪問でしたので比較はできませんが、眺望はさらに良くなってることでしょうね。
館内もきれいで見どころ満載でした。
タワーへの夢よ今一度ですね!!

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